商社統合を後押しするリーマンに警戒の声

執筆者: 2003年1月号
カテゴリ: 経済・ビジネス 金融

 統合を決めた日商岩井とニチメンに米投資銀行のリーマン・ブラザーズが五百億円を出資する目的をめぐり、自民党商工族や経済産業省幹部が警戒を強めている。 両商社はともにUFJがメーンバンクで、破綻懸念先とみられている企業。統合は金融庁が進める不良債権処理の一環であるのは確かだが、「総合商社自体が持ち株会社のような形態なのに、その上に持ち株会社を置くのはリストラや営業強化の面でまったく意味がない」(大手商社関係者)。 体力不足を補いたいUFJが苦し紛れに、リーマンに対して破格の出資条件を提示した可能性もある。(1)部門切り売りで有利子負債を削減、株価を上げておいて売り逃げする、(2)優良な部門を高く他社に売却し、仲介手数料を得る――などがそれ。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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