第二次シャロン政権はさらに右傾化

執筆者:立山良司 2003年3月号
カテゴリ: 国際
エリア: 中東

イスラエル総選挙で右派のリクードが圧勝し、左派の労働党は大きく議席を減らした。シャロン首相は大連合内閣を目指すが、右派・宗教政党連合となる公算が高い。中東問題の第一人者の最新分析。「今こそテロやイラクの脅威に対抗し、国民が団結すべきだ」――一月二十八日に行なわれたイスラエル総選挙で大勝した右派政党リクードのシャロン党首(現首相)は、国民の団結を改めて呼びかけた。一方、パレスチナとの和平推進を掲げた労働党は、結党以来最低の議席数という大敗北を喫した。第二次シャロン政権もタカ派色が強く、暴力の連鎖に歯止めがかかりそうにない。それでも選挙民はシャロン氏を信任した。そこには「出口がない」というイスラエル国民の意識がそのまま反映されている。

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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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