今度は「民主党との連立」を模索し始めた公明党

執筆者: 2003年11月号
エリア: アジア

 次期衆院選が自民、民主両党の事実上の一騎打ちとなる様相が強まるなか、公明党が「政権交代の可能性も皆無でない」(幹部)と読み、水面下で民主党との連携を模索し始めた。 複数の永田町関係者によると、創価学会と民主党の双方の幹部が衆院解散前から極秘で接触を重ねており、政権の座にとどまることを至上命題とする公明党が、手のひらを返すように民主党側につく可能性もあるようだ。 自民党の安倍晋三幹事長が公明党と距離を置く姿勢をちらつかせているうえ、小泉政権が憲法改正や教育基本法改正、イラクへの自衛隊派遣などで保守色を強めつつあり、創価学会婦人部などの圧力でこれを受け入れられない公明党が、自民党との協力関係に見切りをつけてもおかしくないという見方が出ている。

カテゴリ: 政治
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