中国の家電業界が環境規制の強化に揺れている。十一月一日、中国政府は「家庭用冷蔵庫電力消費量およびエネルギー効率等級制度」を発表した。すべての製品を一級から五級までランクづけ、四級以下だと強制的に販売中止させられる。このほかにも家電を含む全産業で、二〇〇五年までに冷蔵庫やエアコンの冷媒としてフロンを使用することや包装材に発泡スチロールを使うことが禁止される。 環境規制に対応するためのコスト負担は家電業界に重くのしかかる。大手メーカーはノンフロン冷蔵庫の開発に、多いところで五億元を投入。国務院発展研究センターの陸刃波氏は、「『冷蔵庫業界のビッグフォー』と呼ばれる海爾、新飛、科龍、小天鵞でさえ、勝ち組と負け組が鮮明になってくる」と指摘する。
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