ソフィテル、ノボテル、イビス――。海外を旅行したことのある人ならどこかで聞いたことがあるだろうこれらのホテルは、フランスのホテル業界最大手のアコー(Accor)グループが展開するホテルチェーン。エコノミーホテルから高級タイプまで計九つの業態で約四千軒ものホテルを、世界九十カ国を網羅するように配置。年商は六十八億ユーロを誇る。この欧州最大手の巨大ホテル業の目が今、アジア市場に向かっている。 アコーは三井不動産と提携し、今秋十月メドで中・高級ホテル「メルキュール」の日本二号店の開業を発表。銀座のオフィスビルを全面的に改装し、シックな欧州風のホテルを作る計画だ。

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