国連食糧農業機関(FAO)の食料価格指数が先月(2011年1月)、過去最高値を記録した。7ヵ月連続で上がり続け、遂に記録破りとなった。FAOによると上昇傾向はまだ続き、沈静化の兆しはないという。リーマン・ショック直前の2008年にも一度跳ね上がったが、今回は世界的な気候不順が効いた。
FAO指数は1990年から発表されているものだが、1947年まで遡れるロイター/ジェフリーズCRB指数でみても過去最高で、2月10日現在、まだ上がり続けている。チュニジアのジャスミン革命やエジプト騒乱の引き金をひいたのが、これであった。
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