[北京]チュニジアで政権を崩壊させ、エジプトなど中東諸国へと飛び火した「ジャスミン革命」は、フェイスブックやツイッターなどの「ソーシャル・ネットワーキング・サービス」(SNS)が情報発信に起爆的な役割を演じたことで、別名「SNS革命」とも呼ばれる。しかし、わたしはなによりもこれらの政変によって、日本の社会全体がSNSに「開眼」した、あるいはそれを「見直す」きっかけとなったという意味でも革命的だったと思う。これまではネットで流れる情報には意味がないと思っていた人たちが、中東で起こった現実を目にして、その力をポジティブにもとらえるようになった。特にマスメディアの変化は顕著だ。
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