大接戦が予想されたペルーの大統領選挙決選投票は、元軍人の左派ウマラ候補が約2%の得票差で当選を確実とした(日本時間6月6日午後9時半現在ONPE集計率87%、ウマラ51.3%、ケイコ48.7%)。
4月の投票で31%を獲得したウマラ候補と23%のケイコ・フジモリ候補、民主主義へのコミットや経済運営において、問題と不安を与えた両候補の間で態度未定が10%に及ぶなど、有権者の多くは投票直前まで決めあぐねたというのが実情だ。不安を抱える両候補に対し、消去法で勝敗が決するというのが今回の決選投票の構図であった。
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