共和党の予備選が進行する中、新年になり、再選を目指すオバマ陣営のほうにも興味深い動きがあった。ホワイトハウスの要である首席補佐官の交代である。昨年初頭にアグレッシブなラーム・エマニュエル首席補佐官から、クリントン政権で商務長官を経験した大物のウィリアム・デーリー首席補佐官に交代したばかりなのだが、今度はデーリーが退任し、ホワイトハウス内の財政政策の要であるジャック・ルー行政管理予算(OMB)局長が首席補佐官に昇格することになった。デーリーの任期は1年だけであり、この交代はいかにも不自然なため、様々な憶測を呼んでいる。
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