2016年大統領選挙に向けた2大政党の大統領候補選出プロセスの「幕開け」となるアイオワ州党員集会は2016年2月1日に行われることになっており、残りわずか1カ月余りとなった。共和党ではリンゼイ・グラハム上院議員(サウスカロライナ州選出)が12月21日に撤退表明を行い、リック・ペリー前テキサス州知事、スコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事、ボビー・ジンダル・ルイジアナ州知事に続き4人目の撤退表明となった。だが、共和党はまだ候補者が13名も残っている「乱立状態」となっているものの、パリ同時テロ事件発生後にイスラム教徒の米国入国を禁止するなどの物議を醸す発言を繰り返している実業家兼テレビパーソナリティのドナルド・トランプ氏の独走状態が依然として続いている。
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