3月10日にアップされた拙稿(といっても、勝海舟の考えを時の流れに沿って並べ替えただけですが)に対し、多くの貴重な御意見を戴き深謝致しつつ、若干の愚見を記します。
(1)目下、経済苦境に陥っているであろう中国に対し、「ザマーミロ」といった調子の見解が見られるが、昭和前期の「暴支膺懲論(暴戻=ぼうれい=支那=しな=ヲ膺懲=ようちょう=ス、すなわち『暴虐な中国を懲らしめよ』という主張)」のその後の経緯を考えた時、平成版「暴支膺懲論」ともいえる考えに将来的な展望が開けるとも思えない。
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