「駆け付け警護」任務の誤解を解く

執筆者:伊藤俊幸 2017年1月19日
カテゴリ: 国際 外交・安全保障
エリア: アフリカ 日本
新任務を付与された陸上自衛隊第11次隊は、12月11日、南スーダンの首都ジュバで指揮権の移転式典に臨んだ [防衛省提供] (c)時事

 政府が、南スーダン国連平和維持活動(PKO)に参加する自衛隊に対し、安全保障関連法に基づく「新任務」――いわゆる「駆け付け警護」を付与した実施計画の変更を閣議決定したのは、昨年11月15日のことだった。
 これに際し政府は同日、内閣官房・内閣府・外務省・防衛省の連名で「新任務付与に関する基本的な考え方」という文書(以下「考え方」と呼ぶ)を発表している。これには南スーダンPKOの参加目的と役割、新任務付与の理由などがまとめられているが、コンパクトすぎてやや舌足らずの感もある。そこでまず、この文書を読み解くところから、「駆け付け警護」について考えてみたい。

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執筆者プロフィール
伊藤俊幸 元海将、金沢工業大学虎ノ門大学院教授、キヤノングローバル戦略研究所客員研究員。1958年生まれ。防衛大学校機械工学科卒業、筑波大学大学院地域研究科修了。潜水艦はやしお艦長、在米国防衛駐在官、第二潜水隊司令、海幕広報室長、海幕情報課長、情報本部情報官、海幕指揮通信情報部長、第二術科学校長、統合幕僚学校長を経て、海上自衛隊呉地方総監を最後に2015年8月退官。
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