インテリジェンス・ナウ
米「6情報機関」が「防諜」で大捜査中:ロシアの米大統領選介入問題
ロシア情報機関がトランプ氏に対する「ハニートラップ」などの秘密工作を仕掛けていたとする、とんでもない情報。実は、ロシアの工作は広範かつ根が深い。これに対して、米国の6情報機関は現在も、合同で捜査を継続していることが分かった。
この情報は、英秘密情報局(MI6)元ロシア部長クリストファー・スティール氏(52)が昨年の米大統領選挙中に共和党関係者らの依頼を受け、ロシア関係者から調査して得た情報を基に35ページの報告書にまとめた。
CNNテレビによると、その2ページの抜粋は1月6日、国家情報長官(DNI)室が発表した「米大統領選におけるロシアの活動と意図に関する評価バックグラウンド」と題する報告書の機密版の付属文書としてトランプ氏にも手渡された。
スティール報告は、情報サイト「バズフィード」がスクープしたが、日本のメディアなどは「真偽不明」などと控え目に報道。
だが、英BBC放送ワシントン支局は徹底取材で、「トラップ」の現場であるモスクワのリッツカールトン・ホテルなどで撮影したビデオの存在を確認、撮影日を2013年11月と突き止め、米中央情報局(CIA)も信頼できると確信している、として報道した。ただ、スティール氏自身は身の危険を感じて、イングランド南東部の自宅から姿を消したと伝えられている。
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