国民党「新主席」は「台湾ファースト」の政党に変えられるか

執筆者:野嶋剛 2017年6月5日
エリア: 中国・台湾
舵取りの手腕に注目(C)AFP=時事

 

 蔡英文政権の発足からちょうど1年が経過した5月20日、台湾の最大野党である国民党の党主席選挙が行われ、馬英九政権時代に副総統を務めた呉敦義氏が、候補者6人のうち、第1回投票で過半数の得票を獲得するという圧倒的な強さで当選した。

  当初、現党主席の洪秀柱氏や郝龍斌・前台北市長らとの接戦となって第2回投票にもつれ込むとの観測もあったが、長年の党務の経験と幅広い人脈を生かして地方の党組織の票をきっちりまとめた呉敦義氏が、第1回投票でケリをつける形となった。

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執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、「台湾とは何か」(ちくま新書)。訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。最新刊は「タイワニーズ 故郷喪失者の物語」(小学館)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
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