蔡英文政権の発足からちょうど1年が経過した5月20日、台湾の最大野党である国民党の党主席選挙が行われ、馬英九政権時代に副総統を務めた呉敦義氏が、候補者6人のうち、第1回投票で過半数の得票を獲得するという圧倒的な強さで当選した。
当初、現党主席の洪秀柱氏や郝龍斌・前台北市長らとの接戦となって第2回投票にもつれ込むとの観測もあったが、長年の党務の経験と幅広い人脈を生かして地方の党組織の票をきっちりまとめた呉敦義氏が、第1回投票でケリをつける形となった。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン