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清武英利『空あかり 山一證券〝しんがり〟百人の言葉』 評者:渡邊十絲子(詩人)

2018年1月14日
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山一の倒産劇から20年 「あのとき」と「それから」

 あれからもう20年、まだ20年。バブル崩壊でさまざまな事件が起きたが、山一證券の破綻はひとつの象徴だろう。羽振りのよかった業界のなかでも、とくに働きやすいと言われていた会社だ。あとから、隠し債務の大きさや「ニギリ」(顧客に利回りを確約する不正取引)の横行が明らかになったが、社員でもそれらを知らない人が多かった。大きな会社だから、自社の状態を正確に把握している人は一握り。仕方のないことかもしれないが、なにも知らずにいきなり職を失った人の多さに、やりきれなさを感じる。

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