風の向こう側 (16)

「リッキー・ファウラー」と少年の「永遠の友情」

執筆者:舩越園子 2018年2月6日
カテゴリ: スポーツ
エリア: 北米 アジア
ファウラー、松山(左奥)、シンプソン(左)という「因縁」の3人の組み合わせにギャラリーも押し寄せた(筆者撮影、以下同)

 

 1日の入場者数が10万人から15万人、いや20万人を超える日もある「ウェイストマネジメント フェニックスオープン」は米ツアーで最大の観客数を誇る大会だ。

 2月1日から4日間行われた今年は、予選ラウンドから例年以上に客足が伸び、2日目は昨年の16万9000人をおおきく上回り、過去最高の19万1400人を記録した。

 初日から開催コース「TPCスコッツデール」(アリゾナ州)にやってきた大勢の人々。そのお目当ての1つは、大会3連覇を狙っていた松山英樹らの注目組だった。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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