米露首脳会談が「不調」に終わったこれだけの理由

執筆者:名越健郎 2018年7月20日
エリア: 北米 ロシア
首脳会談後、共同記者会見に臨むトランプ(左)、プーチン(右)両大統領。だが共同声明はなかった (C)AFP=時事

 

 7月16日にヘルシンキで行われた米露首脳会談について、ロシアでは、「好ましい未来への最初の1歩が踏み出された」(『ロシア新聞』)、「米露関係を改善する現実的なチャンスが訪れた」(アンドレイ・クリモフ露上院外交委員会副委員長)などと評価する声が多いが、何らの合意もなかったことは、ロシアにとって不本意だろう。ドナルド・トランプ米大統領の対露融和発言は、民主、共和両党から集中砲火を浴び、米議会の反露感情の強さを見せつけた。トランプ大統領と会談を重ねても、制裁緩和にはつながらない。

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執筆者プロフィール
名越健郎 1953年岡山県生れ。東京外国語大学ロシア語科卒業。時事通信社に入社、外信部、バンコク支局、モスクワ支局、ワシントン支局、外信部長を歴任。2011年、同社退社。現在、拓殖大学海外事情研究所教授。国際教養大学東アジア調査研究センター特任教授。著書に『クレムリン秘密文書は語る―闇の日ソ関係史』(中公新書)、『独裁者たちへ!!―ひと口レジスタンス459』(講談社)、『ジョークで読む国際政治』(新潮新書)、『独裁者プーチン』(文春新書)など。
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