歴史を巻き戻す「国連トランプ演説」
国連のハイレベルウィークが始まった。通例ならば、国連総会の各国首脳による演説はブラジルがトップバッターを務め(第1回国連総会のときからの慣習)、ホスト国であるアメリカが2番手を務めるというのが習わしとなっている。しかし、今年はドナルド・トランプ米大統領が自分の演説の番になっても会場に現れず、30分ほど遅刻し、さらには記者団の質問にも答えるという悠長な対応をしていたため、3番目に演説するはずのエクアドルを急遽繰り上げ(しかもレニン・モレノ大統領は過去に暴漢に襲われたため足が悪く車椅子を使っており、演壇に登るためのスロープを用意する必要があった)、アメリカが3番目に演説するという異例の事態となった。
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