「軍最高権力者」新登場で気になるタイの変容

執筆者:樋泉克夫 2018年10月1日
 
御年58のアピラット新陸軍司令官(地元紙バンコクポストより)

 

 タイでは10月1日に新会計年度が始まり、国軍のみならず官僚機構全体が新たな人事体制でスタートすることになる。

 タイ国軍は陸・海・空の3軍に加え、この3軍を統括する上部組織の国軍最高司令部で構成されているが、この最高司令部は実働部隊を持たないだけに、国軍最高司令官は形式上、国軍のトップであるものの、儀典用ポストに近い。国軍最高司令部の幹部に就任することは「冷蔵庫入り」と囁かれ、階級の如何を問わず「予備役」と同じような扱いである。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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