「カバノー効果」で共和党は上院の多数党を維持できるか

執筆者:足立正彦 2018年10月16日
エリア: 北米
吉と出るか凶と出るか(左がカバノー氏)(C)AFP=時事

 

【ワシントン発】 10月6日、米議会上院本会議は次期連邦最高裁判所判事に指名されていたワシントン連邦控訴裁判所のブレット・カバノー判事の承認に関する採決を行い、賛成50票、反対48票の賛成多数で承認した。

 共和党からはモンタナ州選出のスティーブ・デインズ上院議員が娘の結婚式出席のために欠席するとともに、アラスカ州選出のリサ・マコウスキー上院議員が棄権した。他方、野党・民主党で賛成票を投じたのはわずか1名であり、それは11月6日に投票が行われる中間選挙で改選期を迎えるジョー・マンチン上院議員(ウエストヴァージニア州選出)であった。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
足立正彦(あだちまさひこ) 住友商事グローバルリサーチ株式会社シニアアナリスト。1965年生まれ。90年、慶應義塾大学法学部卒業後、ハイテク・メーカーで日米経済摩擦案件にかかわる。2000年7月から4年間、米ワシントンDCで米国政治、日米通商問題、米議会動向、日米関係全般を調査・分析。06年4月より、住友商事グローバルリサーチにて、シニアアナリストとして米国大統領選挙、米国内政、日米通商関係、米国の対中東政策などを担当し、17年10月から米州住友商事ワシントン事務所に勤務、20年4月に帰国して現職。
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