風の向こう側 (36)

「米PGAツアー」検討「大学ゴルファー」中退防止の妙手

執筆者:舩越園子 2018年12月11日
タグ: アメリカ 日本
すべての変化は彼の影響(C)AFP=時事

 

 米ゴルフ界の2018年は、戦線復帰し、復活したタイガー・ウッズ(42)の話題に終始した1年だった。

 いや、この1年のみならず、米ゴルフ界のこの20年超のさまざまな変化の大半は、ウッズの影響によるものだったと言っていい。

 1996年にウッズがプロデビューしてからというもの、米PGAツアーの人気は急激に高まり、賞金額は年々高額化していった。TV中継の放映時間も格段に増え、ツアーの諸々のシステムも様変わりした。

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執筆者プロフィール
舩越園子(ふなこしそのこ) ゴルフジャーナリスト、2019年4月より武蔵丘短期大学客員教授。1993年に渡米し、米ツアー選手や関係者たちと直に接しながらの取材を重ねてきた唯一の日本人ゴルフジャーナリスト。長年の取材実績と独特の表現力で、ユニークなアングルから米国ゴルフの本質を語る。ツアー選手たちからの信頼も厚く、人間模様や心情から選手像を浮かび上がらせる人物の取材、独特の表現方法に定評がある。『 がんと命とセックスと医者』(幻冬舎ルネッサンス)、『タイガー・ウッズの不可能を可能にする「5ステップ・ドリル.』(講談社)、『転身!―デパガからゴルフジャーナリストへ』(文芸社)、『ペイン!―20世紀最後のプロゴルファー』(ゴルフダイジェスト社)、『ザ・タイガーマジック』(同)、『ザ タイガー・ウッズ ウェイ』(同)など著書多数。最新刊に『TIGER WORDS タイガー・ウッズ 復活の言霊』(徳間書店)がある。
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