
仮設住宅には出場を待つレコードの山が(筆者撮影、以下同)
店の「再開」でなく「新装開店」として冨山勝敏さん(77)の3代目「h.IMAGINE」がオープンしたのは、震災からちょうど1年後の翌2012年3月11日のことだった。場所は、最初の店があった大船渡市の街中だ。
全国から寄贈されたレコード
長年の常連客だったブティックのオーナー夫妻が、「身近にも津波の犠牲者がいる。地元の人が心を癒やし、楽しむ場を開きたい。あなたのジャズ喫茶こそふさわしい」と、店の一角を提供してくれた。

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