12月11日、タイ政府は明年2月24日に総選挙を実施すると発表し、それに伴い、「2014年クーデター」を機に禁止されていた政党活動の解禁を明らかにした。1月2日の国王の裁可を受けて正式に選挙運動が開始となるが、すでに各政党は走りだしている。
総選挙を前に100超を数える政党が名乗りを上げているが、プラユット・チャンオチャ暫定首相支持を打ち出し、9月に結党された新党「国民国家の力党」、1946年から現在まで続く唯一の老舗政党である「民主党」、それにタクシン派の「タイ貢献党」の3大政党を軸にして選挙戦が展開される、というのが大方の共通した見方と言える。
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