【年頭概観】「一帯一路」「中国製造2025」「台湾統一」挫折続く「習近平」試練の年

執筆者:柯隆 2019年1月18日
エリア: 中国・台湾
習主席は1月2日にも「台湾統一」を謳う演説を行った(C)EPA=時事

 

 過去1年の中国を振り返れば、世界の人々の眼には暴れる巨竜と映ったかもしれない。

 アメリカとの貿易戦争はもとより、年末に中国通信機器メーカー「華為技術」(ファーウェイ)の孟晩舟CFO(最高財務責任者)がカナダで逮捕されたのを受け、中国当局は、少なくとも13人のカナダ人を拘束したと言われている。中国共産党が描く中国の自画像は、間違いなくウルトラマンのような超人である。それに対して、外国人には暴れる巨竜としかみえず、グローバルリスクの筆頭になっている。

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執筆者プロフィール
柯隆 公益財団法人東京財団政策研究所主席研究員、静岡県立大学グローバル地域センター特任教授、株式会社富士通総研経済研究所客員研究員。1963年、中国南京市生まれ。88年留学のため来日し、92年愛知大学法経学部卒業、94年名古屋大学大学院修士取得(経済学)。同年 長銀総合研究所国際調査部研究員、98年富士通総研経済研究所主任研究員、2006年富士通総研経済研究所主席研究員を経て、2018年より現職。主な著書に『中国「強国復権」の条件:「一帯一路」の大望とリスク』(慶応大学出版会、2018年)、『爆買いと反日、中国人の行動原理』(時事通信出版、2015年)、『チャイナクライシスへの警鐘』(日本実業出版社、2010年)、『中国の不良債権問題』(日本経済出版社、2007年)などがある。
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