ブレグジット考(下) 誰が離脱に投票したのか

執筆者:国末憲人 2019年3月27日
エリア: ヨーロッパ
「レフト・ビハインド」の一般的なイメージに最も近い街ウェークフィールド。写真は中心街のショッピングモール(筆者撮影、以下同)

 

 英国で2016年に実施された国民投票の結果は、欧州連合(EU)残留が48.11%、離脱が51.89%だった。離脱を選んだのは、どのような人々だったのか。

「レフト・ビハインド」

 その典型例として、ある種の流行語ともなったのが「レフト・ビハインド」である。「取り残された」「置き去りにされた」といった意味で、グローバル化に付いていけない人々を指す。移民の増加に不満を募らせる貧しい白人たちのイメージを、多くの人はその言葉に重ね見た。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長を経て、現在は朝日新聞ヨーロッパ総局長。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など多数。新著に『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)がある。
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