ブレグジット考(下) 誰が離脱に投票したのか

「レフト・ビハインド」の一般的なイメージに最も近い街ウェークフィールド。写真は中心街のショッピングモール(筆者撮影、以下同)
英国で2016年に実施された国民投票の結果は、欧州連合(EU)残留が48.11%、離脱が51.89%だった。離脱を選んだのは、どのような人々だったのか。
「レフト・ビハインド」
その典型例として、ある種の流行語ともなったのが「レフト・ビハインド」である。「取り残された」「置き去りにされた」といった意味で、グローバル化に付いていけない人々を指す。移民の増加に不満を募らせる貧しい白人たちのイメージを、多くの人はその言葉に重ね見た。

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