「ヒトラー」「蒋介石」権力者に共通する「正統性」への欲望

執筆者:野嶋剛 2019年4月15日
エリア: ヨーロッパ アジア
ヒトラーが欲したものとは(C) 2018 - 3D Produzioni and Nexo Digital - All rights reserved

 

 美術品は、移動する。それは、美術品が一部を除いて、土地や建物のような不動産ではなく、動産であるからだ。その特性は、美術品に多国籍性と、国際マーケットで活発に取引される財産の地位を付与し、多くの国をまたいで売買されたり、贈与されたりしている。ポケットやカバンに忍ばせた小型の作品が、密輸によって遠い距離を移動することもしばしば起きる。

カテゴリ: 政治 カルチャー
フォーサイト最新記事のお知らせを受け取れます。
この記事をSNSにシェアする
執筆者プロフィール
野嶋剛 1968年生れ。ジャーナリスト。上智大学新聞学科卒。大学在学中に香港中文大学に留学。92年朝日新聞社入社後、佐賀支局、中国・アモイ大学留学、西部社会部を経て、シンガポール支局長や台北支局長として中国や台湾、アジア関連の報道に携わる。2016年4月からフリーに。著書に「イラク戦争従軍記」(朝日新聞社)、「ふたつの故宮博物院」(新潮選書)、「謎の名画・清明上河図」(勉誠出版)、「銀輪の巨人ジャイアント」(東洋経済新報社)、「ラスト・バタリオン 蒋介石と日本軍人たち」(講談社)、「認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾」(明石書店)、「台湾とは何か」(ちくま新書)。訳書に「チャイニーズ・ライフ」(明石書店)。最新刊は「タイワニーズ 故郷喪失者の物語」(小学館)。公式HPは https://nojimatsuyoshi.com
クローズアップ
キャリア決済のお申し込み
フォーサイトのお申し込み
クローズアップ
  • 24時間
  • 1週間
  • f
back to top