
リーズ大学教授の社会学者エイドリアン・ファヴェル(筆者提供、以下同)
英国の「移民問題」は、これからどこに向かうのか。欧州連合(EU)離脱が実現すると、「移民」はどうなるか。
欧州社会論の第一人者で英リーズ大学教授のエイドリアン・ファヴェルと、同大学特別研究員ロクサナ・バルブレスクは、離脱に伴う問題点を検証した論考「ブレグジット、『移民』と反差別」を2018年に発表した(パトリック・ダイアモンド他編『ブレグジット政治のラウトレッジ・ハンドブック』所収、未邦訳)。この研究の助けを借りながら、今後を展望してみたい。

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