「民政移管」に「国王戴冠」タイ新時代の「国のかたち」

執筆者:樋泉克夫 2019年5月16日
王宮のバルコニーには「黄色い人々」が押し寄せた(C) EPA=時事

 

 5月4~6日の3日間、タイ・バンコクの王宮を中心とした一角を中世王朝絵巻風の豪華絢爛たる雰囲気に包んだチャクリ王朝10世マハ・ワチュラロンコン国王の戴冠式は粛々と進められ、タイにおいても新しい時代が始まった。

 戴冠式が終わるのを待っていたかのように、政界は民政移管=新政権発足に向けて一気に動き出した。現状から判断するなら、「暫定」の2文字を取り外したプラユット・チャンオチャ政権が続くことは否定し難い。もっとも「何でもあり」のタイであればこそ、一寸先は闇だということを忘れてはならないのだが……。

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執筆者プロフィール
樋泉克夫 愛知県立大学名誉教授。1947年生れ。香港中文大学新亜研究所、中央大学大学院博士課程を経て、外務省専門調査員として在タイ日本大使館勤務(83―85年、88―92年)。98年から愛知県立大学教授を務め、2011年から2017年4月まで愛知大学教授。『「死体」が語る中国文化』(新潮選書)のほか、華僑・華人論、京劇史に関する著書・論文多数。
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