
本人は、やはり悔しかろうが(C)AFP=時事
英国首相のテリーザ・メイが、とうとう辞意を表明した。やめる、やめると言われて数カ月。サンドバッグ状態に陥りながらへこたれず、EU(欧州連合)からの離脱協定案を議会で3回否決されながら4度目の提案を目指したものの、その日は来なかった。辞任は6月7日で、その後に首相を担う保守党党首選が始まる。
5月24日、首相官邸前であった辞意表明の演説を、彼女はこう結んだ。
「私は悪感情を抱かず、むしろ我が愛する国家に仕える機会を与えられたことへの、大いなる永遠の感謝の念とともに、間もなくこの職を去ります」

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