「EU委員長」決定で見えた「メルケル敗北」と「マクロン勝利」
7月16日、ドイツのウルズラ・フォン・デア・ライエン国防大臣が、欧州議会によって次期EU(欧州連合)欧州委員会委員長として承認された。欧州議会選挙では候補になっていなかったダークホースが欧州理事会(European Council)によって突如候補として指名され、委員長の座を射止めたことは、アンゲラ・メルケルの弱体化、エマニュエル・マクロンの影響力の増大など、ブレグジットに伴うEU内部の力関係の変化を象徴する出来事だ。
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