MRIC通信 (26)

日本にも影響「バングラデシュ」感染激増「デング熱」の深刻度

執筆者:森田知宏 2019年8月13日
タグ: 国連 ドイツ 日本
エリア: アジア
現地紙『Dhaka Tribune』でも1面で報じている(筆者提供)
 

「デング熱」が猛威を奮っている。日本ではなく、バングラデシュでの話だ。

 2018年には例年の2倍以上の感染者が発生し、私達の関係者の日本人にも2人感染者が出た。

 現地の新聞『The Daily Star』の報道によると、今年の5月、6月での感染者は1864名と、2018年の347名のすでに5倍以上である。7月に入っても、7月9日時点での感染者が1182名と、すでに2018年の7月全体の感染者946名を上回っている(同紙は8月13日にも「3 die of dengue in Dhaka, Rajshahi」との記事を掲載している)。米『CNN』では、5、6月合計で2004名、7月に入って8348名、1月以来7月末までで感染者は1万3600名、うち死者8名とも報じている。

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執筆者プロフィール
森田知宏(もりたともひろ) 相馬中央病院・内科医。1987年大阪生まれ。2012年東京大学医学部医学科を卒業し、亀田総合病院にて初期研修。2014年5月より福島県の相馬中央病院内科医として勤務中。
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