「オリンパス事件」仕立て上げられた「指南役」の収監直前「独占告発」(中)

執筆者:フォーサイト編集部 2019年8月14日
タグ: 日本
実権を握っていた間、千数百億円にも及ぶ巨額の粉飾を行っていた菊川剛社長(当時)(C)時事
 

 1審では、オリンパスの元常任監査役・山田秀雄氏(執行猶予付き有罪判決が確定)が次のような証言をしました。

「400~500億円の損失があることを横尾に伝え、簿外融資をしてくれる外国銀行の紹介を頼んだ。その結果1998年春に、横尾から六本木のレストランでリヒテンシュタイン公国のLGT銀行の東京駐在事務所長・臼井康広を紹介してもらった。それ以前にLGT銀行の人間と会ったことはない」

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