英国民も気づいていないジョンソン新政権「合意なき離脱」の現実味

英「保守党」党首に選ばれて早々、EUとの対決姿勢を明確にしたボリス・ジョンソン。真価が問われるのはこれからだ (C)EPA=時事

 

 もしこれが平時だったら、ボリス・ジョンソンはたぶん、憎まれつつも愛される政治家になり得たのでないか。記録には残らないが、記憶には残る。その程度の英国指導者としてである。

 気さくで気取らず、サービス精神が旺盛。その行動は、深い思慮に基づいているとは見えないものの、大衆の感覚に沿っている。失言暴言が多い一方で、それが話題の種にもなる。

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執筆者プロフィール
国末憲人 1963年岡山県生まれ。85年大阪大学卒業。87年パリ第2大学新聞研究所を中退し朝日新聞社に入社。パリ支局長、論説委員、GLOBE編集長を経て、現在は朝日新聞ヨーロッパ総局長。著書に『自爆テロリストの正体』『サルコジ』『ミシュラン 三つ星と世界戦略』(いずれも新潮社)、『ポピュリズムに蝕まれるフランス』『イラク戦争の深淵』『巨大「実験国家」EUは生き残れるのか?』(いずれも草思社)、『ユネスコ「無形文化遺産」』(平凡社)、『ポピュリズム化する世界』(プレジデント社)など多数。新著に『テロリストの誕生 イスラム過激派テロの虚像と実像』(草思社)がある。
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池内恵の中東通信

池内恵(いけうちさとし 東京大学教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について日々少しずつ解説します。

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