習近平が考える3つの「台湾包囲網」戦略

執筆者:野口東秀 2020年1月14日
エリア: アジア 北米
1年前の2019年1月2日、台湾政策を武力解放から平和統一に転換した「台湾同胞に告げる書」の発表40周年を記念して演説する習主席。この時は「平和」を強調していたが……(C)AFP=時事
 

 中国による香港統治の強権的手法に危機感を強めた台湾住民によってもたらされた、今回の蔡英文総統の勝利――。

「中台統一は中華民族の悲願」とする中国の習近平政権は、この結果に悲観しているのか。あるいは、焦りはないのだろうか。

 これまで習近平政権は、台湾政策において5つの柱を軸としている。

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執筆者プロフィール
野口東秀 中国問題を研究する一般社団法人「新外交フォーラム」代表理事。初の外国人留学生の卒業者として中国人民大学国際政治学部卒業。天安門事件で産経新聞臨時支局の助手兼通訳を務めた後、同社に入社。盛岡支局、社会部を経て外信部。その間、ワシントン出向。北京で総局復活後、中国総局特派員(2004~2010年)として北京に勤務。外信部デスクを経て2012年9月退社。2014年7月「新外交フォーラム」設立し、現職。専門は現代中国。安全保障分野での法案作成にも関与し、「国家安全保障土地規制法案」「集団的自衛権見解」「領域警備法案」「国家安全保障基本法案」「集団安全保障見解」「海上保安庁法改正案」を主導して作成。拓殖大学客員教授、国家基本問題研究所客員研究員なども務める。著書に『中国 真の権力エリート 軍、諜報、治安機関』(新潮社)など。
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