「コロナ禍」の間隙を突いた「インド与党」の政変劇

執筆者:緒方麻也 2020年3月31日
タグ: インド
エリア: アジア
3月11日、デリーのBJP本部で入党の記者会見に臨むシンディア氏(左から2人目)とBJPのJ.P.ナッダ総裁(中央)(BJPのHPより)

 

 世界的に感染が急拡大している新型コロナウイルスは、インドにも深刻な影響を与えはじめた。現地時間3月30日夜時点での国内感染者はのべ1256人、死者も36人に達した。

 感染拡大で半ばパニックに陥っている欧米やアジア各国に比べると、事態はそれほど深刻には見えないが、13億人を超える人々が相当の人口密度と脆弱な衛生環境下で暮らすインドでは、ひとたび新型コロナが大流行すれば、深刻な影響が出ることは必至。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
緒方麻也(おがたまや) ジャーナリスト。4年間のインド駐在を含め、20年にわたってインド・パキスタンや南アジアの政治・経済の最前線を取材、分析している。「新興国において、経済成長こそがより多くの人を幸福にできる」というのが信条。
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