インテリジェンス・ナウ
武漢の研究所に危険な数十種の「コロナ」サンプル:「漏出」を疑う米情報機関

コウモリから数多くのコロナウイルスを検出するという実績を持つ、武漢ウイルス研究所の石正麗博士(『百度百科』より)
「武漢に持ち込んだのは米軍かもしれない」
中国外務省の副報道局長、趙立堅氏が3月12日にツイッターでささやいたこの文言に、ずっと違和感を覚えていた。
ツイッターは中国国内では、一般の人は使えない。趙氏は当然、内容も政府の指示ないしは許可を得てアップしたに違いない。
「新型コロナウイルス」の「震源地」を武漢の海鮮市場とする中国当局の公認情報が、関係者らの証言などで揺らいでいるため、中国が反撃に出た形だ。だが、「米国の陰謀」を煽る謀略情報であっても、すぐにバレるような誤った情報は通常、避ける。

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