新型コロナ報道「実名」「匿名」米英・日本「落差」の根源

執筆者:澤康臣 2020年5月22日
タグ: 新型コロナ
エリア: アジア
新型コロナの犠牲者たちを特集した英高級紙『ガーディアン』。記事では1人1人の「横顔」を実名、写真付きで紹介している

 

 新型コロナウイルスは、21世紀前半の人類を襲った苦難として世界史に刻まれるはずだ。

 そんな重大事を伝え記録するメディア報道に、日本と英米とで重要な違いがある。英語圏の報道では、ウイルスの犠牲になった普通の市民たちが名前や写真とともに多数紹介され、友人や家族の言葉が伝えられる。かたや日本で報じられる犠牲者は、セレブとエリートにほぼ限られる。一般の人々は「70代の男性」のように表現され、名も顔もない。なぜこんな落差が生まれているのか。 

カテゴリ: IT・メディア
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執筆者プロフィール
澤康臣 1966年岡山市生まれ。東京大学文学部卒業後、1990年に共同通信に入社。社会部、外信部、NY支局などを経て、特別報道室で調査報道や深掘りニュースを担当した。NYでは「国連記者会」理事に選出。2006~07年、英オックスフォード大学ロイタージャーナリズム研究所客員研究員。2020年4月から専修大学文学部ジャーナリズム学科教授。著書に『グローバル・ジャーナリズム―国際スクープの舞台裏』『英国式事件報道 なぜ実名にこだわるのか』など。
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