【筆者:坪倉正治・ひらた中央病院非常勤医(略歴は本文中に)】
福島県郡山市近くにある「誠励会ひらた中央病院」では5月半ばに、病院・介護施設に勤務する医療スタッフ(一部、関係の保育士なども含む)680名に新型コロナウイルス感染症の抗体検査を行った。
簡易抗体検査キットによる定性検査(イムノクロマト法)と、化学発光法による定量検査の両方を行い、その比較を行った例は国内ではほとんど報告がない。
本稿では検査の経緯と結果を紹介するとともに、検査の限界とこれから必要なことについて議論したい。
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