積極的コロナ対策で「ポスト・メルケル」に躍り出た「独バイエルン州首相」

執筆者:熊谷徹 2020年8月19日
タグ: 新型コロナ
バイエルン州首相のマルクス・ゼーダー氏(右)に誘われ、ヘレンキムゼー城で行われた州政府の閣議に出席したメルケル独首相。異例のことに、政界周辺では様々な“憶測”が囁かれた (C)EPA=時事

 

 ドイツ総選挙までほぼ1年。約15年間にわたり首相を務めたアンゲラ・メルケル氏は、来年、政界から引退する方針だ。このため、総選挙はメルケル首相の後継者を決める重要な政治イベントとなる。

 ドイツだけでなく、世界中の市民の目がこの選挙に注がれる。だがコロナ危機によって、意外な政治家が首相候補レースでトップに躍り出ている。

カテゴリ: 政治
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執筆者プロフィール
熊谷徹(くまがいとおる) 1959(昭和34)年東京都生まれ。ドイツ在住。早稲田大学政経学部卒業後、NHKに入局。ワシントン特派員を経て1990年、フリーに。以来ドイツから欧州の政治、経済、安全保障問題を中心に取材を行う。『イスラエルがすごい マネーを呼ぶイノベーション大国』(新潮新書)、『ドイツ人はなぜ年290万円でも生活が「豊か」なのか』(青春出版社)など著書多数。近著に『欧州分裂クライシス ポピュリズム革命はどこへ向かうか 』(NHK出版新書)、『パンデミックが露わにした「国のかたち」 欧州コロナ150日間の攻防』 (NHK出版新書)、『ドイツ人はなぜ、毎日出社しなくても世界一成果を出せるのか 』(SB新書)がある。
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