ベラルーシ「緊迫」でも「第2のウクライナ」にはならない3つの理由

執筆者:小泉悠 2020年9月3日
エリア: アジア ヨーロッパ
大統領自ら防弾チョッキを身に着け自動小銃を手にして反政府デモの最前線に登場(C)AFP=時事
 

 旧ソ連構成国の1つ、ベラルーシの国内情勢が、大荒れの局面を迎えている。8月9日の大統領選で現職のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が再選を決めたことに対し、国民の反発が強まっているためだ。

かつては到底考えられなかった光景

 ベラルーシ中央選挙管理委員会の発表によれば、大統領選の投票率は84%に達し、このうち約8割がルカシェンコ大統領に投票したとされている。

カテゴリ: 政治 社会
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執筆者プロフィール
小泉悠 東京大学先端科学技術研究センター特任助教。1982年千葉県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。民間企業勤務を経て、外務省専門分析員、ロシア科学アカデミー世界経済国際関係研究所客員研究員として2009年~2011年ロシアに滞在。公益財団法人「未来工学研究所」で客員研究員を務めたのち、2019年3月から現職。専門はロシアの軍事・安全保障。主著に『軍事大国ロシア 新たな世界戦略と行動原理』(作品社)、『プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア』(東京堂出版)、『「帝国」ロシアの地政学 「勢力圏」で読むユーラシア戦略』(同)。ロシア専門家としてメディア出演多数。
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