
施政方針演説に臨んだ菅首相
今年の政界関係者からの年賀状で目立ったのは、「今年は政局の一年」という趣旨の文句だった。新年にあたり、永田町の住人たちは、政治が大きく動く年になりそうだという空気を感じ取っているのだ。
もちろん、10月21日に衆院が任期満了となる今年は衆院選が必ず実施される年であるから、政治の重大局面が訪れる可能性は大きい。
ただ、それだけではない。
「菅降ろし」の風が吹き始めたことも、政界に漂う不穏な空気を強めている。
こうした状況下で1月18日から始まった通常国会が波乱含みとなることは必至。新型コロナ対応を主要論点として、菅義偉首相にとっては難局続きの展開となる。

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