【特別企画】米中対立激化で揺れる朝鮮半島(6・了)
次の挑発狙う北朝鮮に米「理念外交」は通用するか
理念を前面に押し出すバイデン外交。中国との距離は広がるばかりだが、その隙間は、北朝鮮生き残りの場にもなりうる。米朝、そして日本の次の手は?
北朝鮮は米国と日本、韓国との「2+2」に際し、金与正(キム・ヨジョン)談話、崔善姫(チェ・ソンヒ)談話を発表、韓国を非難し、米国が敵視政策を撤回するまでは「無視する」とのメッセージを投げ掛けた。さらに米国による資金洗浄捜査に反発し、東南アジアの活動拠点地であるマレーシアと国交を断絶する措置まで取った。そして、弾道ミサイルの発射という形で米国の圧迫に抗う姿勢を明確にした。
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