対中国に「自国中間層」「欧州」を巧みに巻き込むバイデン外交の大戦略
米バイデン政権発足後、100日が経過して、バイデン外交の姿と大戦略(グランド・ストラテジー)のような方向性が大分見えてきた。
4月28日、ジョー・バイデン大統領は、議会の上下両院合同会議で初の施政方針演説を行った。100日間の実績として「米国救済計画」による「腕にワクチン、ポケットに給付金」を強調した。具体的には、2億2000万回分以上のコロナワクチンの準備、全世帯の85%に1400ドルの救済給付金、そして100日で130万件以上の雇用である。
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