“企業のよう”なサイバー犯罪集団「ダークサイド」とロシアの関係
アメリカ最大のパイプライン運営会社「コロニアル・パイプライン」がサイバー攻撃を受けて混乱が広がっている。データを盗んで身代金を要求する「ランサムウエア」に侵され、石油産地の南部から北東部にガソリンやディーゼル燃料を運ぶシステムが停止した。
米連邦捜査局(FBI)は、ロシアを拠点とすると見られるサイバー犯罪組織「ダークサイド」による犯行と断定した。
企業のような犯罪集団
米サイバーセキュリティ会社のサイバーリーズンなどによれば、ダークサイドは2020年8月に初めて確認された新興の犯罪集団。組織そのものはハッキングツールの開発に取り組み、ほかの犯罪集団にサイバー攻撃を実行させている。
この続きは会員登録をすると読むことができます。
「フォーサイト」は、月額800円のコンテンツ配信サイトです。簡単なお手続きで、サイト内のすべての記事を読むことができます。
フォーサイト会員の方はここからログイン