元大統領が逮捕「旧ソ連ジョージア」の政治混乱にほくそ笑むロシア

執筆者:古葉祥太 2021年10月15日
エリア: ヨーロッパ
波紋が広がるサーカシビリ元大統領の逮捕(C)AFP=時事
欧州とアジアを繋ぐカフカス地域に位置する旧ソ連の小国ジョージアで、ウクライナに亡命していたミヘイル・サーカシビリ元大統領が8年ぶりに帰国して逮捕される事件が起きた。かつて親欧米路線を敷き、改革を強行した元大統領の評価を巡って国論は分断されており、政治が不安定になりそうな雲行きだ。

 

 ジョージア地方選挙の投票を翌日に控えた10月1日、黒海沿岸都市バトゥーミの海岸線をバックに、マスクを顎まで下げてスマートフォンに向かって訴えるサーカシビリの映像がソーシャルメディアに流れた。

「みんな野党に投票してくれ、そして自由の広場を埋め尽くそう。10万人集まれば、我々は負けることはない……。私は人生と自由を失うリスクを冒して、戻ってきた」

 政府は「ジョージアにいることはありえない。映像は偽物だ」といったん発表したが、その日の夜、サーカシビリを逮捕したと発表、首都トビリシで手錠をはめられ警官に連行される同氏の映像が配信された。

カテゴリ: 政治 社会
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古葉祥太 ジャーナリスト
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