サイバー攻撃の実験場、ウクライナで暗躍する親ロシア工作集団「UNC1151」
ウクライナ政府機関にサイバー攻撃
2022年1月14日、ウクライナの政府機関のウェブサイトにこんなメッセージが表示された。
「最悪の事態に怯えておけ」
その前日から、ウクライナ政府の約70の機関がサイバー攻撃を受けた。そして公式サイトは内容が改竄されてしまい、そこにハッカーが上記のメッセージを表示させたのである。
ハッカー集団が誰の指示でサイバー攻撃を行ったのか、100%の確証はまだないが、ロシア側からの攻撃である可能性が高いと見られている。ただウクライナ政府機関である戦略通信情報セキュリティセンターは、「この攻撃は、ウクライナとNATO(北大西洋条約機構)の未来についてのロシア側との交渉が決裂したことと関係がある」と声明を発表した。
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