【Explainer】「EUタクソノミー(サステイナブルな活動分類)」とは何か?

2022年2月17日
タグ: 脱炭素 EU
エリア: ヨーロッパ
投資家の指針となるために制定された「EUタクソノミー」。強制力はないものの、その影響力は大きい(REUTERS/Christian Charisius (GERMANY))
2020年7月にEU(欧州連合)が法令化した通称「EUタクソノミー」。「タクソノミー」とは「分類」の意で、企業の経済活動が「持続可能な投資」かを判定し、グリーンな投資を促すのが目的だ。だが、天然ガスと原子力がこれに基づき「グリーン」と判断され、ただの「グリーンウォッシング」だとの批判も集まっている。

 [ブリュッセル(ロイター)]これは世界一野心的な環境に優しい投資のルールブックで、気候変動との戦いに巨額資金が流れ込むようになるだろう――「EUタクソノミー(分類)」の支持者はこう言う。

 一方、反対派は批判する。こんな「グリーンウォッシング(見せかけの環境対策)」では、EUは気候変動防止の目標を達成できない、と。

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