ロシア・ウクライナ戦争が終わらせた米ロ軍備管理体制:核の恫喝が対中抑止に持つ含意(上)

核兵器をめぐる国際社会の分断は、今後一層深まっていく(広島市の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑に献花するエマニュエル駐日米大使[左]。右は岸田文雄首相=3月26日) (C)時事
ロシアによるウクライナ侵略(ロシア・ウクライナ戦争)は、核大国であるロシアが、かつて世界第3位の核兵器配備国(保有国ではない)であったウクライナに対し、核兵器の使用をちらつかせつつ国際法上正当な理由がないまま攻撃を行ったということで、軍事戦略上の核兵器の役割や国際政治における核兵器の意義にも注目が集まることになった。

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