飢餓の危機に直面するケニア北西部

2022年11月12日
タグ: 気候変動
エリア: アフリカ
世界の温室効果ガス排出の責任が最も小さいコミュニティが損害を被る  (C)Reuters
過去40年間で最悪の干魃に見舞われているケニアで、飢餓の危機が高まっている。北西部ロドワの病院の“安定化室”を子どもたちが埋め尽くしているという。

[ケニア・ロドワ発(ロイター)]ケニア北西部の干上がった川床で、牧畜業者が水を求めて一心に穴を掘っている。過去40年間で最悪の干魃に見舞われたこの地域では、家畜や作物が一掃され、飢餓の危機が高まっている。

 この4年というもの、ケニア、エチオピア、ソマリアでは平年の降水に恵まれず、150万人が食料と水を求めて避難を余儀なくされている。

 ケニア北西部のロドワ・カウンティ・リフェラル病院では、重い健康障害を抱える子どもたちが“安定化室”に溢れているが、その顔には飢えの影響が刻まれている。

カテゴリ: 環境・エネルギー
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