秋の臨時国会が12月10日に閉幕した。会期中は閣僚3人が更迭されるなど不穏な空気に包まれたが、憲法改正議論は粛々と進み、衆院憲法審査会では緊急時に国会議員の任期延長などを認める「緊急事態条項」の論点整理が行われた。来年の通常国会では、改憲原案の練り上げに向けた具体論がどこまで進むかが焦点となる。
与党間の溝が浮き彫りになる「緊急政令」
「臨時国会では緊急事態条項をめぐり、各党の主張に関する論点整理が行われた。議論を通じて国会で与野党の合意を得ながら一つひとつ結論を出していく必要があり、そのための一歩として歓迎をしたい」
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